シラバス5.0になって、初めて公開された令和3年公開問題とその解説です。
また、シラバス5.0の変更になった部分から何問出ているか調べました。
たしかめてみよう。







解 説
一部の問題には、まだ解説していません。今後、解説を充実させます。
問1
E-R図
Eはエンティティ(Entity):実体、実在(物)
Rはリレーションシップ(Relationship):関連、関係、結び付き
問2
ア ICANN( InternetCorporation for Assigned Names and Numbers)
インターネットのドメイン名、IPアドレスなどを管理する非営利法人
(シラバスにはないけど、ときどき試験に出ています。)
イ IEC(International Electrotechnical Commission)
国際電気標準会議
電気・電子工学および関連技術の国際的な標準化団体
ウ IEEE(Institute ofElectricaland Electronics Engineers)
米国の電気、電子工学、コンピューターなどの分野における技術の標準化団体
エ ITU(International Telecommunication Union)
国際電気通信連合。電気通信に関する国際連合の専門機関
問3(Ver.4.0)
ア ソーシャルネットワーク:
家族、友人など社会的なつながり
イ デジタルトランスフォーメーション:
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。
(DX推進ガイドラインによる定義)
ウ ニューラルネットワーク:
“人間の脳神経の仕組み”ときたらニューラルネットワーク(neural network)
neural:神経(系) network:網状のもの
エ ブレーンストーミング:
会議における、自由なアイデアをたくさん生み出すための手法の一つ
問4(Ver.4.0)
エンタープライズサーチ(Enterprise Search)
enterprise:企業、会社 search:探索
問5
オンデマンドで:要求に応じて
スケーラブルに:大掛かりな変更をしないで処理の質・量の変化に対応して

わざわざカタカナ語を使って、わかりにくくしている感じがするよね。
問6(Ver.4.0)
”自動車を表す用語”とあるので、ウかエが候補
”インターネットに接続”とあるので、正解は ウ
コネクテッドカー(Connected Car):
connected:つながっている
問7
プログラム言語、アルゴリズムは著作権対象外(よく出る!)
問8(Ver.5.0シラ外)
①イノベーター(innovator)
:革新者
②アーリーアダプタ(early adopter)
:初期採用者
③アーリーマジョリティ(early majority)
:前期追従者
④レイトマジョリティ(late majority)
:後期追随者
⑤ラガード(laggard)
:遅滞者
問9
不正競争防止法
目的は、“事業者間の公正な競争の促進”
具体的には、
・事業者の営業上の利益の保護する 。
・公正な競争秩序を維持する。
問10
技術ロードマップ(technology roadmap)
roadmap:行程表
問11(Ver.4.0)
RPAと来たら、”定型的な業務”の自動化
問13(Ver.4.0)
ア:セフォールトトレラントシステムの事例です。”障害発生時には即時にバックアップシステムに切り替える”がキーワードです。
イ:ロックアウトの事例です。”物暗証番号を規定回数連続で間違えて入力した場合に”、”流利用できなくなるようにする。”がキーワードです。
ウ:FinTechの事例です。
Finance(ファイナンス:金融)+ Technology(テクノロジー:技術)→FinTech
金融業においてIT技術を活用して,これまでにない革新的なサービスを開拓する取組
エ:自動車保険の等級制度の事例です。”1年間の事故履歴に応じて等級を上下させる。”がキーワードです。
問15(Ver.5.0)
EUC(End User Computing)
利用者自身が,表計算ソフトや簡易データベースソフトなどを活用し,業務を遂行すること(基本情報技術者 平成22年秋 問55より)
問16(Ver.5.0シラ外)
マーチャンダイジングは、マーケティング戦略の重要な過程のひとつです。
問19(Ver.5.0)
”ビッグデータ”ときたら、”統計学的な分析手法”、”機械学習”
問20(Ver.5.0)
機械学習:
データから規則性や判断基準を学習し、それに基づき未知のものを予測、判断する技術
問21
ABC分析
→ランクを“A”、“B”“C”に分ける
問24(Ver.4.0)
テレワーク
イは、ワークシェアリング
ウは、BYOD
エは、働き方改革
問25(Ver.5.0)
暗号資産(仮想通貨)
不特定の者に対する代金の支払に使用可能で,電子的に記録・移転でき,法定通貨やプリペイドカードではない財産的価値(応用情報技術者 平成30年春期 午前問80より)
問26(Ver.4.0)
HRTech
Human Resources(ヒューマンリソース:人事・人材)とTechnology(テクノロジー:技術)→HRTech
問27
BYOD(Bring your own device、ビーワイオーディ)
企業などにおいて,従業員が私物の情報端末を自社のネットワークに接続するなどして,業務で利用できるようにすること(ITパスポート 平成30年秋 問30より)
問31(Ver.4.0)
API(Application Programing Interface)は、あるソフトウェアから別のソフトウェアの“機能”を呼び出す仕組み
API エコノミーは、このAPIによって他社のサービスと自社のシステムの連携が進み、新たに生まれるビジネスや価値を生み出す仕組み
問34
SCM(Supply Chain Management:供給連鎖管理)
調達,生産,流通を経て消費者に至るまでの一連の業務を,取引先を含めて全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。(ITパスポート 令和2年10月 問15より)
問35(Ver.4.0)
ア かんばん方式
”後工程から前工程への生産指示”,”前工程から後工程への部品を引き渡す際の納品書として,部品の品番などを記録した電子式タグを用いる”がキーワードです。
イ クラフト生産方式
熟練した職人が、一人で数多くの工程を担当し、製品を生産する方式
クラフト:工芸品
ウ セル生産方式
一人又は少人数で最初の工程から最後の工程までを担当する多品種少量生産向きの生産方式
(ITパスポート 平成23年秋 問19)
エ 見込み生産方式
製品の受注予測に基づいて立案した生産計画に従って,製品を生産する。
(ITパスポート 平成28年秋 問10)
シラバスが変更になった部分の対策が必要
シラバス4.0、4.1、5.0で変更になった部分やシラバスにない用語が、15問/35問出ていました。
シラバスで変更になった部分については、過去問題が少ないため問題練習が不足します。
用語の内容をよく理解しましょう。
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